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以下の3つの高配当ETFに投資しています。
- HDV:44株
- SPYD:303株
- VYM:46株
現在は「SPYD」を主力銘柄として投資していますが、永久保有を前提に投資しているので、長い目で見ると「増配」が重要になってきます。
そこで今回は、過去の実績から3つのETFにおける配当金の推移をグラフ化してみたので共有していきます。
そこから各ETFの増配傾向について考えていこうと思います。
HDV・SPYD・VYMの配当金推移
HDVの配当金推移
まずは「HDV」から。
HDVは2011年に設定されたETFです。
1年を通して配当金が支払われたのは2012年からとなります。
2012年から2019年にかけて、配当金が+53.6%増加しています。
2016年に減配しているところが個人的には気になるところですが、基本的には右肩上がりで増配していることがわかります。
2020年については、既に1.79ドルが支払われていることから今年も増配が期待できそうです。
SPYDの配当金推移
次に「SPYD」です。
SPYDは2015年に設定されたETFです。
1年を通して配当金が支払われたのは2016年からとなります。
3つのETFの中では最も歴史の浅い銘柄です。
2017年にさっそく減配しています。
2016年から2019年にかけて、配当金が+15.9%増加しています。
その後は2018・2019年と増配していますが、2020年6月に-20%ほど減配されたので、2020年は年間を通しても減配となる可能性が高いです。
VYMの配当金推移
さいごに「VYM」。
VYMは2006年に設定されたETFです。
1年を通して配当金が支払われたのは2007年からとなります。
3つのETFの中では最も歴史のある銘柄です。
2007年から2019年にかけて、配当金が+108.8%増加しています。
2009-2010年に減配しているのはリーマンショックによるものです。
HDVは2016年に減配しましたが、VYMは増配していることがわかります。
2020年については、既に1.39ドルが支払われていることから、減配または同水準を維持する可能性が高そうです。
HDV・SPYD・VYMの増配傾向を比較
以上の配当金の推移を踏まえて、各ETFの増配傾向を比較していきます。
それぞれ設定日が異なるため同条件で比較することはできませんが、以下の条件で増配傾向を比較してみました。
- HDV vs VYM(2012〜2019)
- HDV vs SPYD vs VYM(2016〜2019)
「1. HDV vs VYM」はHDVの設定日を基準に2012年からの比較としています。
「2. HDV vs SPYD vs VYM」はSPYDの設定日を基準に2016年からの比較としています。
本当はもっと長い期間で比較したいのですが、SPYDは特に歴史が浅いETFなので仕方がありません。
1. HDV vs VYM(2012〜2019)
- ①VYM:+78.6%
- ②HDV:+53.6%
どちらもいい感じに増配していますがVYMの勝ち。
2. HDV vs SPYD vs VYM(2016〜2019)
- ①VYM :+28.5%
- ②HDV :+18.9%
- ③SPYD:+15.9%
対象期間が短いですが、こちらもVYMの勝ち。
さいごに
各ETFの配当金の推移から増配傾向を見てきました。
投資対象を決めるにあたっては、「増配」以外に「配当利回り」や「値上がり益」といった要素も重要になってくるので今回の結果だけで判断することはできませんが、インカムゲイン(配当金)を目的に長期にわたって永久保有を前提に投資するのであれば、「増配」という観点は抑えておきたいところ。
今回の結果により、「SPYD」を主力としてきたポートフォリオを見直すことになるかもしれませんが、目先の配当利回りも大事だし将来的な配当利回りも大切です。
最適なポートフォリオは人それぞれであることから、今回の調査結果を考慮しつつ、自分に合ったポートフォリオを模索していこうと思います。
すべてはお気楽な生活のために。