新NISAは米国株式でも投資信託でもなく全世界株式ETFを積み立てていく。

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ここ100年程度の歴史を振り返る限り、全世界株式よりも米国株式のほうがリターンが高いらしい。

一方で過去の実績が未来を保証してくれるわけではない。

全世界株式に投資しても中身の半分以上はアメリカなのだから米国株式一択でいいのではという意見はごもっともといえばそうなのだが、今はそう言えるだけであって20年後とか30年後に同じことが言えるとは限らない。

今までのようにアメリカが引き続き世界の覇権を握ろうが中国やインドといった別の国に取って代わろうが、全世界に投資していればどちらに転んでも良いということになる。

より高いリターンを狙う事自体は否定はしないが、自分のような大して投資センスのない人間にとって最も大切なことは運用を続けること。

世界情勢がガラッと変化しても対応できるよう、”平均点”を取れる全世界株式に投資することにしている。

また、新NISAでは投資信託ではなくETFに投資していこうと考えている。

なぜ投資信託ではなくETFなのか。

今まではeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)という投資信託に投資してきたわけだが、投資信託は基本的に配当金(分配金)が出ない。

前述で運用を続けることが大切と説明したが、配当金というのは資産運用を続けるうえでモチベーション維持につながる。

再投資に回したほうが運用効率が良いというのは理屈ではわかるが、理屈だけで生きるというのはつまらないし、配当金を受け取ると経済的に豊かになっているという実感が湧いてくる。

その実感が資産運用を継続するモチベーションになる。

新しいNISA(金融庁)

新NISAでは「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2つに枠に大きく分けられることとなっているようで、ETFにも投資できる「成長投資枠」では総額1,800万円のうち1,200万円が使える。

まずは配当金が狙える1,200万円の成長投資枠ではVTと呼ばれる全世界株式ETFに投資していき、残りの600万円については投資信託であるeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)に投資していく。

現時点でのVTの配当利回り(分配利回り)は2.3%程度。

年間27万円程度の配当金が手に入る計算となる。

地球全体で経済成長していくことを信じて投資しているわけで、この配当金というのは将来的に増配していくことが期待できる。

YOC(Yield on Cost)、つまり投資元本に対する配当利回りというのは将来的には3%は超えてくるのではないだろうか。

いずれにせよ配当金は資産運用を続けるためのモチベーション維持材料となる。

それに配当金が入金されると純粋に嬉しい。

新NISAは米国株式でも投資信託でもなく全世界株式ETFを積み立てていくことにした。