Bライフを開始した

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いろいろあってBライフという存在を知り、とりあえず実践してみることにした。

その「いろいろ」については、また別の機会に紹介したいと思う。

 

まずは物件探し。

今回購入した土地に下見に行った時にはうっすらと雪が積もっていた。

30坪程の小さな土地。これくらいの狭さが丁度いい。

ちなみに手前は私道となっている。私道持分付き物件らしい。

移住した後に思い知ったのだが、見た目以上に傾斜がきつかった。

しかし、下見の時点では、家を建てたことなんてなかったし、テントを張ったことすらなかった。

「この傾斜では難しいのではないか」という気持ちよりも「この傾斜を乗り越えて家を建ててやる!」という気持ちの方が強かったように思う。

手作業で平らにすれば傾斜など大した問題ではないと考えていた。

その場で購入の意思を不動産屋に伝えた。

小屋暮らし用土地

 

退職後、友人から余っているテントをもらった。

「これがキミの新しい家だよ」

ありがとう、友よ。君のことは一生忘れない。

家が完成したら必ず招待すると約束を交わした。

 

出発前日、近所のスポーツ用品店で安い寝袋を購入した。

バイクの荷台に荷物をくくり付け、夜中のうちに東京から山梨へと移動を開始した。

ひたすら走って山梨を目指した。

しだいに寒さで指先の感覚がなくなった。

コンビニでホッカイロを入手して手袋の中に入れて寒さをしのいだ。

昼過ぎに現地に到着した。

到着したはいいが住むところがない。

荷台から荷物を降ろし、自分の土地に放り投げ、空腹などお構いなしに近所のホームセンターに直行した。

 

ブルーシートとスコップを購入した。

今日中にテントを設営するスペースだけでも平らにならしておこうと思った。

数時間掘り続けたが全く傾斜が解消しない。

次第に日が暮れ始めた。

続きは翌日行おうと決め、その辺の空き地にテントを張った。

コンビニで夕食を済ませ、スマートフォンの明かりを頼りに寝袋を広げて寝床に入った。

テントの周りで不気味に響く獣の鳴き声と足音のせいでなかなか寝付けなかった。

ナイフ片手に寝袋の中で警戒態勢をとっていたが、移動の疲れもあり、いつの間にか夢の世界へと吸い込まれていった。

 

テント生活