[セルフビルド・DIY]6畳の自作小屋:基礎

2×4工法による6畳の小屋をセルフビルド。

初めからご覧になられたい方はこちらから。

今回は「基礎」についてお伝えします。

はじめはこんな感じでした。

下見の時の土地

下見の時

移住初日の土地

移住初日の時

傾斜になっています。

見た感じ緩い傾斜のように見えますが、自分としては結構な傾斜でした。

まぁ何とかしよう。

さて、それでは建築を行うとしましょう!

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建築場所の決定

まずは自分の土地のどこに建てるのか決めます。

モバイルハウスでもない限り、一度建てたら移動は難しいので慎重に見極めます。

私はテント生活をしながら一ヶ月かけて決めました。

陽の入り方

敷地内については大木は既に伐採されていました。

不動産業者が売りに出す前に伐採したようです。

うちの土地は東側のみ開けていて、残りの三方は木に囲まれています。

よって、陽の光を入れたい場合は東向きの小屋の一択でした。

ちゃんと朝陽が入ってくるといいな。

接道との位置関係

接道から離すようにしました。

接道を挟んでお向かいに別荘が一軒建っていたので少し距離を置きたかったからです。

別にお隣さんと距離を置きたかったわけではない。

道路から小屋までのアプローチは少し遠くなりますが、どうせ30坪の土地なので大した距離ではありません。

隣地との境界線から十分な距離があるか

これは条例を考慮する必要があります。

地域によって「道路境界及び隣地境界から1m以上離して建築しなければいけない」とか決まりごとがあります。

条例違反で指摘されると後々面倒なことになりかねないので注意した方がいいです。

整地

建築する場所を決めたら、整地という作業を行います。

基礎施工の前準備みたいなもので、これも大事な作業です。

具体的に何をするのかと言いますと・・・

  • 建築にあたり土地を平らにならす
  • 切り株や木の根っこを抜根する

こんな作業を行います。

私の場合は傾斜地ということもあり平らにならす作業は大変でした。

大変というか途中で諦めました。

朝から晩まで1週間ほど掘り続けました。

自分の墓穴を掘っている感覚になってちょっと複雑な気持ちになりました。

地味で大変な作業ですが、これも大事な作業なので根気よくやりましょう。

完全に平らにしなくてOKです。

基礎の柱の長さで水平を調整できるのでそこまで神経質になる必要はありません。

掘り過ぎない程度にどんどん掘りましょう。

基礎の打ち込み

ここまで来てようやく基礎の施工に入ります。

うちの小屋の基礎は単管パイプというものを使用しています。

工事現場の足場などでよく使用されるものです。

当初は4×4という木材で作る予定でしたが、移住して間もなく知り合ったご近所の方から使用していない単管パイプを大量に頂けることになったのでせっかくなので使ってみることにしました。

インターネット上には単管パイプによる基礎の情報が少なく、ほとんどが自己流です。

このやり方が正解だったかどうかはわかりません。

今後小屋が傾いたり倒壊するなどした場合はまた報告したいと思います。

今のところは問題ありません。

なお、単管パイプの先端にはミサイルと呼ばれる先の尖ったパーツを装着して打ち込みやすくします。

それでは単管パイプを地中に打ち込んで立ててみます!

地中に埋まった単管パイプ

地中に埋まった単管パイプ

単管パイプによる基礎

9本の単管パイプ

全部で9本です。

ハンマーで一つずつ叩いて打ち込みました。

150cmくらい打ち込んであります。

打つ場所は「水盛り遣り方」という手法で決めました。

透明のチューブに水を入れて水平を出して水糸を張るあれです。

基礎の場所は後から変更できませんので、1週間かけて慎重に行いました。

基礎補強

地域によっては冬になると地面が凍結します。

地面が凍結すると膨張して地盤が押し上げられます。

何も対策をしないと家が傾いてきたりします。

地盤の凍結が起こらない地表面からの深さのことを「凍結深度」といいます。

私の地域はー10℃を下回る地域で、凍結深度は約80cmだそうです。

昔から住んでいる方や役所に確認しましょう。

それでは補強を行います。

先ほどの写真を見て気づいた方もいるかもしれません、打ち込んだパイプの周りが掘られています。

1m掘ってあります。

ここに砕石を入れてよく突き固めます。

その後コンクリートを流していきます。

一本あたり砕石が30kg、コンクリートが40kgくらい入っています。

固まるまで放置して、最後に土をかぶせましょう。

これを9本全てに適用します。

基礎の水平出し

基礎のパイプ打ち込みが完了しました。

しかし各パイプの高さがバラバラで、このままでは床がのりません。

そこで水平をとってパイプの高さを揃えてやります。

まずは、基礎を打ち込んだ時と同様に水盛り遣り方によって水平を出します。

一番高いパイプを基準に、それぞれのパイプの高さがあと何cm足らないのか計ります。

単管パイプシリーズには、パイプを延長するボンジョイントというパーツがあります。

今回はボンジョイントを使用して、足りない分を繋いで高さ調節します。

ボンジョイント

ボンジョイント

単管パイプによる基礎

全ての基礎の高さが揃いました

赤色の部分が最初に打ち込んだパイプで、緑色の部分がボンジョイントで延長したパイプです。

一番低いところと高いところで150cmくらいの高低差があります。

パイプの上にのっているお皿みたいなものは固定ベースといいます。

本来は地面に置いてパイプを立てるためのパーツですが、土台・床を受けるためのパーツとして逆さまに使用しました。

本来の使い方ではありませんが、自分の家なので好きなように使わせてもらいます。

基礎工事が完成!

写真をあまり撮っていなかったため長々とテキストばかりで説明してしまいましたが、これで土台・床をのせるための基礎工事が完成しました。

大変な割には見た目的にあまり工程が進んでいる感はなく、とにかく地道な作業でした。

建築にあたり基礎が大事だということはテントの土台が崩れた経験をしたお陰でわかっていましたので、気を抜くことなく妥協せずに施工することができました。

妥協せずにやるとやらないとでは、小屋で暮らしている時の安心感に影響が出てくると思われます。

寒波が来ても凍結深度対策をしているので安心できますし、大雪が降っても基礎が押しつぶされる心配も特にしていません。

自分で作ったものなので、どこが強いか弱いかという点は自分が一番よくわかっています。

基礎工事は修正のきかない非常に大事な工程です。

大変で地味な作業ですが、妥協せず根気よく行いましょう。

次回は「土台・床」編をお届けします。

それでは良い小屋暮らしを!

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コメント

  1. 猫山 より:

    こんな大変な作業を、1人で時間をかけて行うなんて、
    頭が下がります。
    けれど、文字通りの小屋の基礎であり、小屋暮らしの
    基礎ですから、おろそかにする訳にはいきませんよね。

    次回の「土台・床」編も楽しみにしてます。

    • たるかり より:

      当時は何も知らなかったので、始めてみるまで大変かどうかもわからなかったんですねぇ。
      わからないなりに妥協せずに納得して作業ができたと思っています。

  2. ポテチ より:

    単管パイプが貰えるなんてラッキーですね。
    新品で買えば高いんですよね~。

    • たるかり より:

      当時は単管パイプという単語を知りませんでした。
      頂いた後で高価なものだと知りました。。
      ありがたい話ですね。

  3. エイハブ船長 より:

    単管パイプを垂直に打ち込むのって難しそうですが、すごいですね。

    あと、コンクリートと単管パイプは、どのように固定してるんですか?そのままだとすっぽ抜けそうな気がするんで。

    • たるかり より:

      コンクリートを流し込んで固定しているだけです。
      おそらくですが、重機を使うでもしない限りは抜けないと思います。
      沈み込んで小屋が傾いたとかあればまた報告したいと思います。
      垂直の打ち込みについては、数回叩く度に水平器で垂直確認していけば手間ですがなんとかなりますよ^^