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2×4工法による6畳の小屋をセルフビルド。
初めからご覧になる方はこちらから。
今回は「屋根」についてお伝えします。
前回のおさらい。壁が完成しました。
屋根の下地を作る
屋根材を貼って雨をしのぐのですが、まずはその屋根材を受けるための下地を作ります。
こちらが設計図です。
上から見た屋根下地の図
使用する材料は、壁と同様「2×4」「構造用合板(12mm)」「釘」になります。
設計図に記載されている「2×6」は使用しませんでした。
実際に建築作業を始めてみて2×4のみで強度上の問題はないと判断しました。
2×6は別のところに使おう。
では建築開始です!
屋根の骨組み作成中
屋根の骨組みを作っています。
木材を壁の上に仮置きした状態です。
打ち付ける位置を決めたら釘で壁と連結します。
高いところが苦手ですがやるしかありません。
骨組みは、下から吹き上げる強風や雪の重みに耐える箇所で大変負担がかかります。
太めの釘でしっかりと連結します。
専門的なことはよくわかりませんが、床作成の初期段階の頃、釘ではなくネジを使用してあっけなくポキっと折れてしまった経験があり、それ以来強度が必要な部分には釘を使用するようにしています。
電動ドリルで打ち込むことのできるネジと違い、金槌で叩いて打ち込む釘は作業が大変ですが、安心には変えられません。
骨組みが完成しましたら、次は構造用合板の貼り付けを行います。
重い板を上まで上げる作業が少し大変でしたが、合板の貼り付け自体は、床・壁の工程でやりましたのでもう慣れました。
では貼り付けていきましょう!
屋根の骨組みに合板を貼りました
これはもう完全に屋根です。
上から見ますとただの木の板です。
屋根材を貼る
このままでは防水性能はありませんので、屋根材を貼っていきます。
張った写真がこちら。
屋根材を貼りました
一番上は接着剤で固定中
二重の防水対策をしています。
まず「ルーフィング」と呼ばれる防水シートを貼ります。
薄いゴム状のシートでロールになった状態で売られています。
幅1mくらいのものなので、屋根の下の方から重ねて貼っていきます。
タッカーというホッチキスを大きくしたようなものでバシバシと留めていきます。
その上に「アスファルトシングル」と呼ばれる屋根材を専用の釘で貼ります。
打った釘が隠れるように重ねながら、下から上へと貼っていきます。
一番上は釘を打ってしまうと隠すことができないので、専用の接着剤で固定します。
また、水切板を付けて、雨水が屋根の裏側に入り込まないようにしました。
屋根材を屋根の板から少しはみ出るように施工したので、もしかしたら不要だったかも。
水切板は、木材から1.5cm離して取り付けました
ようやく屋根まで完成しました!
雨漏りが不安でしたが、数日後に大雨となった際に一滴も雨漏りしないことを確認してほっと一安心です。
屋根材には「ガルバリウム鋼板」とか「コロニアル」とか「オンデュリン」とか色々な種類がありますので、それぞれの特徴を把握した上で好きなものを選ばれればいいかと思います。
私の小屋は「ルーフィング」「アスファルトシングル」の2重構造となっています。
次回は「ウッドデッキ」編をお届けします。
最後に、今回作成した屋根をご覧になりながら今回の記事を〆たいと思います。
それでは良い小屋暮らしを!
軒先
横
軒下
天気の良い日に上から撮りました
いい景色!!
お見事!立派過ぎて嫉妬してしまいそうですヽ(*´∀`)ノ
慣れない作業でこの工程に1ヶ月費やしましたが、記事にするとあっという間でちょっと複雑な気持ちです(笑)
凄い立派で綺麗で快適な住まいになりそうですね。
建築の経験がおありなんでしょうか?
建築経験はありませんが、前職が製造関係でして工程の流れは非常に似ていました。
前職の経験が役に立ったのだと思います!
アスファルトシングルを貼付ける作業が、地味にきつそうですね。
けど、奇麗に貼れてるようでなによりです。
シングルは全部で200枚くらいだったと記憶しています。
ミリ単位の地味な作業でしたが、時間があったので地道に丁寧な作業をすることができました。
えー、200枚もですか…。
しかも、ミリ単位の作業なんて凄すぎる。
職人さんみたい。
しかし、屋根は重要ですからね、この頑張りは報われますね。