ルアンパバン、世界遺産よりも魅力的なもの

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ラオスのフアイサーイにて、ルアンパバン行きのバスに乗ることにした。

うる覚えだけど確かバスターミナルに到着したのが13時半でバス出発は18時、よって4時間半をここで過ごすこととなる。

朝から国境越えで歩き疲れたので休憩という意味ではちょうど良い。

 

待合スペースの様子。

奥に見えるテレビでプライベートライアンが上映されていて時間を潰すという意味でとても助かる。

タイ語(ラオス語?)で何言ってるか理解不能だったが、まぁ映像だけで何となくストーリーは読める。

観たことある映画だしね。

 

今日のお風呂はこちらです。

お尻を洗う用の桶があったので有り難く行水させてもらった。

洋式より和式スタイルの方が便利で使いやすいので好きだ。

きっと掃除も楽に違いない。

 

定刻通りバスは出発。

二人一組で横になる何かと居心地がよろしくない寝台バスだった。

寝返りをうつとたまに身体が触れ合う。

12時間、隣の人と会話することはなかった。

 

目的地周辺です。

まだ暗いためバスターミナルで朝日が昇るまで待つ。

 

空が明るくなってきた。

昨日の経験を生かし、街まではタクシーで行くことにした。

こんな暑いなか徒歩なんてやってられるか!

20,000LAK‪≒‬272円。

 

僧侶の托鉢に遭遇。

食べ物やお金を恵んでもらいお経を唱える。

朝から良いものを見させてもらった。

個人的には彼らの服装が気になった。

南国であれば、ズボンとTシャツじゃなくても長い布一枚で生活できるのではないだろうか、これって荷物の軽量化に繋がるのではないか等考えさせられた托鉢であった。

 

世界遺産の街だからでしょうか、ATMがいちいちお洒落。

とりあえず現地通貨を引き出す。

どこの国でも生産者と無関係にモノやサービスを手に入れることができるお金が自分は大好きです。

ちなみに、ラオスの通貨はラオスキップ(LAK)で0が多くてちょっとお金持ちな気分になれる。

今回は750,000LAK引き出した。

 

宿泊する部屋はたいしてお洒落じゃなかった。

60,000LAK‪≒‬817円。

小屋暮らしの食費二日分とかそういう考えは旅中ではなるべくしないようにしている。

節約するために旅行をしているわけではないのだから。

 

ルアンパバンは小道もいちいちお洒落で気合い入ってんなーと感じる。

気合いのない自分からすると、歩いていてちょっと重荷に感じてくる。

そもそも世界遺産なんてものは、誰かの独断と偏見が生み出したこの世に実は存在することのないニセモノなのかもしれない。

 

世界遺産の町並みなんかよりも、露店のおばちゃんが作ってくれるこのカオソイのほうがよほど良かったし魅力的だった。

米で作られたツルッとした平たい麺の上に肉味噌炒めが載っている。

スープは見た目ほど濃くはなくて最後まで飲み干せる美味しさ。

これは病みつきになりそうだ。

これだけのためにルアンパバンに来てもいいと思った。