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年が変わり高配当株式ETFにおける2020年の配当実績がでました。
そこで本記事では、増配・減配傾向について考察していきます。
各銘柄の配当実績
SPYD・VYM・HDV、すべてが3月・6月・9月・12月の年4回に配当が入金されます。
それぞれの配当実績と増配・減配傾向についてみていきます。
SPYDの配当実績
SPYDの2020年の配当実績は以下の通りです。
- 2020年3月:0.396187ドル
- 2020年6月:0.365715ドル
- 2020年9月:0.263572ドル
- 2020年12月:0.606617ドル
配当金の推移はこんな感じ。
2019年に比べて減配ではあるものの、定期的に銘柄の入れ替えを実施するETFなので致し方なしかなと考えています。
言い方と変えると、増配が見込めない代わりに毎年安定した配当金は期待できそうです。
悪く言うと、将来性がないということになります。
VYMの配当実績
VYMの2020年の配当実績は以下の通りです。
- 2020年3月:0.5544ドル
- 2020年6月:0.8368ドル
- 2020年9月:0.7053ドル
- 2020年12月:0.8096ドル
配当金の推移はこんな感じ。
きれいな右肩上がりですね。
VYMを好んで投資している最大の理由は”将来性”に尽きます。
前述のSPYDに比べて配当利回りは低めですが、長期で保有することで投資額に対する将来的な配当利回り(YOC)はSPYDを圧倒することでしょう。
永久保有にふさわしい銘柄だと思います。
HDVの配当実績
SPYDの2020年の配当実績は以下の通りです。
- 2020年3月:0.914362ドル
- 2020年6月:0.879497ドル
- 2020年9月:0.850765ドル
- 2020年12月:0.923235ドル
配当金の推移はこんな感じ。
こちらもきれいな右肩上がりですね。
特にコロナショックのあった2020年の増配は素晴らしいと思います。
自分はVYMに投資しているのでHDVは保有しなくてもいいかなと考えていますが(過去に保有していたけど現在は売却済み)、こちらも優良銘柄だと思うので今後もチェックは続けていきたいです。
【結論】今後も安定した配当金を確保できそう
未だCOVID-19が収束していないことから、経済の冷え込みは今後も続くことが予想されます。
場合によっては、2021年のほうが実体経済は落ち込むかもしれません。
悲観的な状況ではありますが、ETFという複数銘柄に分散されている性質上、株価が半値になったからといって配当金も半値になるとは考えにくいです。
100年に一度と言われたリーマンショックで-55.17%と大きく下げたVYMの過去の配当実績を見ても、1.44ドル→1.09ドルと-24%ほどで済んでいますし、その後は先のグラフの通りきれいな右肩上がりで推移しています。
今回のコロナショックにいたっては、9月に減配があったものの、年間ベースでみれば増配となっています。
個別株と違って配当金が半値になったりゼロになるといった可能性は(ゼロではないとはいえ)限りなく低いかと思うので、今後も収入源の一部として計算に入れつつ愚直に資産運用を続けていきます。